雷が遠くで瞬いていた日《雷の撮影アイデア》
夏の雷。夕方にモクモクと空に伸びた入道雲は、さらに上空いっぱいまで広がって“かなとこ雲”になりました。
そして陽が沈んだ頃、静かに瞬き始めたのです。
そんな雷を写真と動画で撮影した時の記録です。
(2021年8月にHPに掲載したものを再掲載します)
1.写真として連写で撮影する
同じ場所で光ることが多いと思います。 今回は“かなとこ雲”の中で雷が発生していたので、その方向に向けて連写しました。シャッタースピード1.0秒 ISO200 50mm f/1.4
のちに動画で状況を紹介しますが、連続で雷が発光していました。ホワイトバランスは太陽光で設定し、シャッタースピード優先で撮影しています。
星も見えていて綺麗に撮影できました。
シャッタースピード0.5秒 ISO200 50mm f/1.4
見た目は1秒と変わらないですね。それよりもタイミングという感じでしょうか。かなりの枚数を撮ることになるため、かなり忍耐のいる設定になると思います。2.動画として撮影してみる
※mp4の動画をブログ掲載のためにgifファイルに変換してあります
ISO3200でシャッタースピード1/60
ISO3200でシャッタースピード1/60で撮影しています。 フレームレート60P(1秒間に60コマ)の動画で撮影しました。少し暗めですが、飛びすぎずに撮影できました。
ISO6400でシャッタースピードは1/50
次に少し明るめにするためにフレームレート24Pに変更し、ISO6400にしてみました。 シャッタースピードは1/50になりましたが、同調していないストロボのように半分明るさの違うコマが出てしまいました。
シャッタースピードは1/120のスローモーションで撮影
雷の稲光というか光のラインが出ている様子を長く動画で撮りたいということで1/120のシャッタースピードで撮影してみました。再生フレームレートは24Pになります。したがって実際のスピードに対して1/5倍速のスローモーションになります。さすがにシャッタースピードが速いので、上下で明るさが違うフレームが多発しますが、線が伸びてくる様子が分かるのは興味深いですね。
まとめ
ということで、写真と動画で雷の様子を撮影しましたが、いかがでしたでしょうか。
気づいたことは雷のスピードは早く、一瞬ですのでシャッタースピードが遅い方が綺麗に撮影することがきました。
ですので次に雷を撮影するときは0.5秒〜1秒のシャッタースピードでのタイムラプスか、シャッタースピードを1/30になるように動画で撮影するのが良いと思いました。
おまけ
最後に激しく発光を見て、まるでコンサートでのドラムソロのようだと思い、ドラムの音を付けてみました。 ぜひ雷の音が聞こえたら動画で撮影してみてくださいね。昨夜の雷さまのドラムソロがカッコよかった#雷 #入道雲 #積乱雲 #かなとこ雲 #雲がある風景 #夏雲が好き
— えびこ@美しい光を探して旅する (@splashtone) August 31, 2021
※音あり pic.twitter.com/AW1ySRf7uQ